メタボ親父がレスベラトロールで大変身?!

メタボと呼ばれて

これは、いまからちょうど1年半ほど前の話です。当時といえば、就職、結婚、出産など、あらゆる事象の速度があまりに速すぎた青年時代もいつの間にか終わりを告げ、2人の娘たちも立派な成人となり、ふと鏡を見れば「歳食ったよな、俺も……」と溜息交じりで呟くことが日課となりつつあった、五十路目前の親父でした。洗面所から抜け出し、玄関の姿見のまえに立てば、学生時代、テニスで鳴らした面影は微塵もなく、ヘソから下がぽっこり膨らんでいる姿……。ビール、焼酎、日本酒、宴会のあとのシメのラーメン……、思い当たる要因は数あれ、しかしこうも見事にお腹が出るものなのか、と思わず感心すらしてしまっていました。

「メタボ」という言葉を初めて聞いたのは、長女が高校生になったばかりの頃だったと思います。それはつまり、私がメタボという言葉を知った日であり、はじめてメタボと呼ばれた日でもありました。長女いわく、正確にはメタボリック・シンドローム、日本風なら内臓脂肪症候群とのことでした。けれどそのときは、「なんか嫌な響きだな……」と思った程度で、とくに気にはしませんでした。しかし、それからというもの、会社の食堂で昼食を摂っているときや、営業先に向かう車中のラジオなどで、たびたび「メタボ」という言葉を耳にするようになったのです。どうやら、メタボが現代病である、という性質もあり、当時はとくに話題になり、頻繁にあらゆるメディアで報道されていたようです。そして、それからしばらくの間、私の周囲では「メタボ」という言葉が乱れ飛んでいました。本屋にいけばメタボ関連の本、TVをつければメタボの深刻性を危惧する番組、家に帰れば娘や嫁の口から放たれる「メタボ」という言葉……。

そんな生活がしばらく続いたある日、私は一人の「メタボ当事者」から、「非メタボ」へ向けて実際に行動を移すことになります。それは、やはり長女の一言でした。

「赤ワインに入ってるレスベラトロールってやつがメタボに効くみたいよ」

結果をさきに明かしますと、私はこの言葉でメタボを解消したのです。お腹だけぽっこり、いわゆる典型的な中年太り体型から、青年時代の体型そのまま……、とまではいいませんが、メタボ化が進むに比例してタンスの奥に溜まっていった数々のジーンズたちが、いまではすっかり本来の役目を全うするようにはなりました。では、メタボ親父がレスベラトロールと出会い、自然な体型を勝ち取る過程を、すこしだけご紹介してみたいと思います。